No.068 幸せになりたいと願うのではなく感謝する

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_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 2008.07.20 _/_/_/

┏━本日の内容━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

 ■□1.幸せになりたいと願うのではなく感謝する

 ■□2.新刊の発売日、9月12日に決定しました

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■□1.幸せになりたいと願うのではなく感謝する
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■この真善美メールマガジンでも
 何度か繰り返し述べているように
 人が生きる目的は幸せになることです。


 すべての人間の営みは
 人の幸せのためにあるべきです。


 特に多大な資源を消費して行われる企業活動こそ
 人の幸せに繋がらなければ意味はありません。
 

 人を幸せにし、その対価として利益を得、
 結果として株主価値が高まることが
 資本主義市場経済の本来の姿です。


 社会の様々な制度や枠組みを
 すべて人の幸せの観点から
 再構築していく必要があると思っています。



■このように
 人が生きる目的は幸せになることですが
 「幸せになりたい」と強く願うと
 得てして逆効果になります。


 幸せになりたい
 という言葉は
 自分自身が現時点で幸せでない
 ということを宣言しているのと同じです。


 しかし繰り返し述べているように
 幸せは外に求めるものではなく
 自分の内側にあります。


 幸せになるために必要なものは
 すべて与えられていて
 そこに気付くかどうかの違いにすぎません。


 そのことに気付き、謙虚に感謝すれば
 今この瞬間が幸せなのです。



■それなのに
 幸せになりたいと願うということは
 自分の内側にある幸福に気付くのではなく
 それを否定し、幸せを外に求めようとしていることに
 他ならないのです。


 神社などに行くと
 つい神様にすがり願い事をしたくなりますが
 それは虫が良すぎます。


 小額のお賽銭で何かをしてもらおうという
 考え自体が他力本願であり
 自分の内側にある幸福に気付くことを
 放棄しているのと同じになってしまいます。


 試験に合格しますように
 彼氏・彼女ができますように
 お金持ちになれますように
 と願い事をすれば

 そうでない自分が惨めになり
 現状に不満を持ち、ますます幸せから遠ざかります。



■神様に対しては、願い事をするのではなく
 ただ感謝するだけです。


 生かされていること
 既に十分に与えて頂いていること
 に対してただ感謝すれば
 それだけで幸せになれます。


 このことは、神社での願い事に限りません。


 人はつい、無いものに目を向けがちですが
 無いものよりも、既に与えられているものの方が
 圧倒的に多いのです。


 無いものを手に入れようと願うのではなく
 既にあるものに感謝をすることが大切だと思います。



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■□2.新刊の発売日、9月12日に決定しました。
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実は、現在新刊を執筆中です。

内容は、企業経営者である「クマ太郎」を主人公にした
ストーリー形式の寓話です。

厳しい経営環境のなか
宇宙の真理に気づくことで経営を立て直し
さらに自分も社員もお客様も幸せになっていくという物語です。

日本実業出版社様から
9月12日に出版予定です。

楽しみにお待ちください!



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今回の真善美メールマガジンは以上です。
最後までお読みいただきどうもありがとうございました。

No.067 科学信仰の問題点

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科学信仰の問題点
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■今までにも何度か申し上げているように
 この真善美メールマガジンのテーマは

 「心の豊かな社会を創る」
 「人を幸せにする企業を増やす」

 という点にあります。


 しかし残念ながら、
 このような「心」や「幸せ」をテーマにすることには
 「科学的でない」という理由で
 反発されたり無視されたりしてしまいます。


 その原因として、現代社会においては
 この「科学的」であることが絶対的な基準になっている
 ということが挙げられるでしょう。


 すべてを科学的に証明できると考えることほど
 非科学的なことはないにもかかわらず、

 科学的でなければ真理ではない
 という考え方は厳然とした力を持っています。



■しかし改めて言うまでもなく
 科学には限界があります。


 もっとも大きな限界は
 科学では再現可能性が最重要視される
 ということです。


 つまり、同じ条件で実験した場合には
 同じ結果が得られるものでなければ
 科学的とはみなさない
 ということです。


 この再現可能性が担保されることで
 科学文明は大きく進化しましたが、

 その結果、再現可能性が担保できないものは
 非科学的であるとして排除されてしまう
 という悪影響をもたらしました。



■しかし冷静に考えてみれば
 現実の世界においては再現可能性が無いことの方が
 むしろ自然です。


 何より、人間そのものに再現可能性がありません。


 人間の細胞を一度壊して、また同じ配列に戻したとしても
 その前後で同じ人間が出来上がることはありません。


 もし再現できるとしたら
 人は機械と同じになってしまいます。


 特に人間の心や精神については、まったく同じ状態を
 再現することなど不可能です。



■私たちは、自分たちの身体に
 再現可能性が無いことを認識していながら、

 再現可能性の無いことを非科学的として
 信憑性のないもの、誤ったものとして受け止めます。


 そのために、心や精神についての研究や議論が進まず
 心や精神について真正面から捉える議論が
 怪しいものと考えられてしまうのは大変残念であり
 また惜しいことだと思います。



 次回に続きます。

No.066 企業は人を幸せにするために存在する

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企業は人を幸せにするために存在する
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■何度かお伝えしていますが
 この真善美メールマガジンのミッションは
 「心の豊かな社会を創る」
 ことにあります。


 これは、人々がお金やモノの豊かさだけでなく
 心の豊かさを志向することで
 限られた資源を奪い合って争うことがなくなり
 互いに与え合うことで自分も相手も幸せになるからです。



■ただ、心の豊かさが大切とだけ言っても
 現実の世の中はなかなか変わりません。


 そこで、心の豊かな社会、愛と感謝に満ちた社会を
 実現するための具体的なステップとして
 「人を幸せにする企業を増やす」
 ことを目的にしています。


 企業が、社員とお客様の幸せを真剣に考え
 愛と感謝をもって本源的価値を創造するビジネスをすることで、
 社員もお客様も自分自身も幸せになり、世の中全体が良くなり、
 企業も継続的に利益を得ることができると考えています。



■より具体的には

 「企業の目的は幸福の最大化である」
 という考え方が当り前の世の中

 にしていきたいと考えています。


 一般に企業の目的は
 利益の最大化であるとされています。


 この考え方は現代の資本主義社会に
 あまりに深く組み込まれているために
 普遍的な真理ととらえられがちです。


 しかし
 企業の目的が利益の最大化であるという考え方は
 決して普遍的なものではなく、

 むしろ投資家の主張に押し切られただけに
 すぎません。



■日本では今まで投資家の権利が蔑ろにされてきたために
 投資家の権利を最重要視する主張は
 進んだ考え方のように捉えられがちです。


 しかし投資家の権利が最も大事であるという考え方は
 暗黙のうちに、金銭的な豊かさが人間の幸せである
 という考え方を前提にしています。


 投資家が最大限に儲けることで
 経済が発展し皆が幸せになっていくという
 近視眼的な前提です。


 改めて言うまでもなく
 そのような前提が誤ったものであることは
 明らかです。


 金銭的な豊かさばかりを追求した人が
 幸福から遠ざかっている例は枚挙に暇がありません。



■しかしだからといって
 資本主義までも否定するような議論は
 行きすぎだと考えています。


 資本主義市場経済は大変よくできた仕組みであり
 マーケットメカニズムを無視した社会構造は
 現実的ではないでしょう。

 
 大切なのは、資本主義市場経済のなかで
 企業や個人の「行動原理」が変わることだと思っています。


 つまり、利益の最大化を目的とするのではなく

 資本主義市場経済のなかで
 人の幸福の最大化を目的として行動する

 ということです。


 次回に続きます。

No.065 『宇宙を味方にする起業塾 w/マツダミヒロさん』のご案内

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『宇宙を味方にする起業塾 w/マツダミヒロさん』のご案内
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以前にもお伝えしましたが
私の尊敬する友人、「魔法の質問」のマツダミヒロさんと
『宇宙を味方にする起業塾
を開講します!

詳細はこちらです。
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自分も社員もお客様も幸せになる素敵なビジネスを実現できます。


内容は以下のとおりです。

第一回 7/26(土) 10-13時
「志の大切さと宇宙の真理に基づく会計的思考法」
「起業マインドを磨くための魔法の質問」

第二回 7/26(土) 14-17時
「独自の本源的価値の見極め方」
「ビジョンを創造し、価値を明確にする魔法の質問」

第三回 8/16(土) 14-17時
「本源的価値を利益に変えるビジネスモデルの作り方」
「経験をお金に換える魔法の質問」

第四回 8/30(土) 10-13時
「楽しい事業計画の作り方」
「インターネットでファンを増やすための魔法の質問」

第五回 8/30(土) 14-17時
「宇宙の真理に基づく問題解決手法」
「起業に必要な質問力」

特別編 9/20(土) 14-17時
参加者の皆さまによるプレゼン大会


素晴らしいセミナーになると確信しています。
是非ご参加ください!
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No.064 自然に対し畏敬の念をもって接する

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自然に対し畏敬の念をもって接する
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■今日は信州に来ています。


 信州は、その昔神州といわれ
 日本の神々が集まる場所でした。


 諏訪大社善光寺に隠されたプロトコールを読み解く
 というのがこのツアーの趣旨ですが、
 そのなかですごい霊的な体験をしました。


 ちょっとメールマガジンでは書けないような体験なので
 ご関心のある方はお会いした時にでも直接お声かけください。


 諏訪大社善光寺に隠された暗号については
 私が説明できるレベルを超えていますので
 今回のメールマガジンではもう少し身近な話題に触れたいと思います。



■今号でお伝えしたいのは
 信州の大自然の素晴らしさです。


 朝方雨が降ったこともあり、
 木々が瑞々しく生命力にあふれていました。


 改めて、人は自然の一部であり
 自然によって人は生かされていることを感じました。


 それなのに現代人の多くは
 自然によって活かされているという感覚を持つことなく
 むしろ自然と対立し切り拓くことが進化であると捉えています。


 常々申し上げていることですが
 大自然の中にいると、
 つくづく自然と対立することが愚かしいことだと感じます。



■とはいえ、都心において自然を取り戻すことは
 現実的にはなかなか難しいでしょう。


 部分的な範囲で取り戻すことも大切ですが
 どれだけ緑化を進めても
 大自然のエネルギーを感じられるほどの量は
 確保できません。


 しかし幸いなことに、日本の地方には
 まだ大自然が多く残されています。


 多くの地方では、開発や企業湯地などによって
 都心と同じような物質的な発展を志向しようとしてますが、

 そうではなく、人間にとって本質的に必要なもの
 都心では失われたものを取り返す場として
 捉えることが大切ではないかと考えています。



■このような大自然とのつながりを取り戻す
 仕掛けをつくりたいと考えています。


 特に企業で働く人々が大自然とのつながりを取り戻すことで
 人間性を取り戻し、より本質的な、人を幸せにする本源的価値を
 生み出せるようになり、それは企業の利益にもつながります。


 つまり、社員が大自然とのつながりを取り戻すことを
 企業活動の一環として組み入れるという発想です。


 この点については引き続き考えていきたいと思います。

No.063 比較と評価から自由になる

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_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 2008.06.15 _/_/_/


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比較と評価から自由になる
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■最近の私のテーマは
 どうしたら宇宙に真理から外れずに生きることができるか
 にあります。


 愛と感謝の大切さに気づいていながら
 プレッシャーのかかる仕事に従事していると
 つい愛と感謝の心を見失いがちになります。


 しかし前回もお伝えしたように
 愛と感謝を忘れて行動すると、宇宙の真理から外れてしまい
 物事がうまくいかなくなります。


 その結果、苛々したり他人や環境のせいにして
 ますます宇宙の真理から離れ
 愛と感謝を感じられなくなるという悪循環に陥ってしまいます。



■それでは愛と感謝の心を忘れないようにするためには
 どうすればいいのでしょうか。


 そのためには、まず愛と感謝を阻害する要因を
 理解しておく必要があります。


 愛と感謝を忘れてしまう最大に要因は
 「比較と評価」ではないかと思っています。


 他者との比較、他者からの評価を過度に意識すると
 焦りや怒りを感じたり、自分が惨めになったりして
 身の回りにある幸福感に目を向ける余裕を
 失ってしまうのです。


■しかしそうかといって、
 比較や評価から離れて生きることは
 現代社会においては困難でしょう。


 特に企業で働いている人にとっては
 毎日が比較と評価の連続です。


 常に同僚と比較され、競合他社と比較され
 上司からの評価、お客様からの評価に脅えながら
 働いている人たちが多いのが現状です。


 また、マズローの欲求五段階説を取り上げるまでもなく
 人間の本質的な欲求として承認欲求がある以上、
 そもそも他者よりも認められたいという感情を
 無理に抑え込むことなどできるはずがありません。



■このような現状においては、前回もお伝えしたように
 他者よりも認められたいという感情を無理に消し去るのではなく、

 比較や評価に振り回される自分をも受け容れることが
 大切なのではないかと思います。


 自分は意外と他人と比較してしまうんだな、
 他人の評価を気にしてしまうんだな、というように
 自己を客観的に眺め、そのまま受け容れます。


 そうすることで、
 他人との比較や他人の評価を気にしても何もいいことは無い
 ということに気づき、さらに
 何もいいことが無いのにつまらないことに拘っている自分が
 滑稽になり、同時に愛おしくなっていきます。


 すると、比較や評価を過度に気にするような感情は
 自然と流れて消えていきます。



■これは感情をコントロールする方法のひとつで
 比較や評価だけでなく、怒りや悲しみなどの感情を
 コントロールする際にも有効です。


 感情を無理に抑えるのではなく、素直に認め、受け容れ
 流れるに任せ委ねることで、逆にその感情から自由になります。


 次回に続きます。

No.062 自分をあるがままに受け容れる

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自分をあるがままに受け容れる
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■今回は少し身近な話題として
 人の好き嫌い
 について考えてみます。


 私も最近では
 人を嫌いになることはほとんど無くなりましたが
 それでも稀に、誰かに対して嫌悪感を抱いてしまうことがあります。



■しかし改めて言うまでもなく
 人を嫌いになって、良いことは何一つありません。


 誰かを嫌いになれば、
 当然ながら相手もあなたのことを嫌いになります。


 嫌悪感を抱いているときは
 心の状態は愛と感謝と間逆になってしまうため、
 宇宙の真理からも離れてしまいます。


 その結果、大いなる力による支援を受けられなくなり
 物事がうまく行かなくなってしまいます。


 逆にすべての人に愛を注げば、
 宇宙の真理に沿い、大いなる力の支援を得ることができます。



■それでは人は何故
 誰かに対して嫌悪感を抱いてしまうのでしょうか。


 誰かを嫌いになるのは、その相手のなかに
 自分が持っているけれど認めたくない欠点がある
 というケースが多いです。


 たとえば、自分自身で常に前向きであろうとしている人は、
 後向きな人を嫌いになることが多いでしょう。


 常に前向きであろうとしている人は、
 自分の中に後向きな部分があり
 それが嫌で認めることができないから
 後向きに生きている人を嫌いになってしまうのです。


 つまり、自分の欠点を受け容れることができないから
 人を嫌いになってしまうのだといえます。



■しかし当然のことながら、人は決して完全ではありません。


 誰にでも欠点があります。


 その欠点をなるべく改善しようとするのは良いことですが
 すべて消し去ることなどできません。


 どれだけ前向きな人でも、後向きな部分は必ずあるものです。


 それを受け容れることができないと、
 その欠点を持つ人を嫌いになるだけでなく
 自分自身も嫌いになってしまいます。


 そうではなく、すべてに陰と陽の二面があることを認め
 自己の欠点も、否定せずにあるがままに受け容れ
 「自分にもそういう部分があるんだなー」
 と見つめることです。


 自分の欠点を受け容れれば、他者の欠点も機にならなくなり、
 他者に対して嫌悪感を抱くこともなくなります。


 次回に続きます。