No.063 比較と評価から自由になる

_/_/_/_/_/ 真善美メールマガジン No.063 _/_/_/_/_/_/_/_/

_/_/_/ 心を豊かにするためのヒントと
_/_/_/ 心を豊かにするビジネスとその成功要因について
_/_/_/ ご紹介するメールマガジンです。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 2008.06.15 _/_/_/


―――――――――――――――――――――――――――――――
比較と評価から自由になる
―――――――――――――――――――――――――――――――

■最近の私のテーマは
 どうしたら宇宙に真理から外れずに生きることができるか
 にあります。


 愛と感謝の大切さに気づいていながら
 プレッシャーのかかる仕事に従事していると
 つい愛と感謝の心を見失いがちになります。


 しかし前回もお伝えしたように
 愛と感謝を忘れて行動すると、宇宙の真理から外れてしまい
 物事がうまくいかなくなります。


 その結果、苛々したり他人や環境のせいにして
 ますます宇宙の真理から離れ
 愛と感謝を感じられなくなるという悪循環に陥ってしまいます。



■それでは愛と感謝の心を忘れないようにするためには
 どうすればいいのでしょうか。


 そのためには、まず愛と感謝を阻害する要因を
 理解しておく必要があります。


 愛と感謝を忘れてしまう最大に要因は
 「比較と評価」ではないかと思っています。


 他者との比較、他者からの評価を過度に意識すると
 焦りや怒りを感じたり、自分が惨めになったりして
 身の回りにある幸福感に目を向ける余裕を
 失ってしまうのです。


■しかしそうかといって、
 比較や評価から離れて生きることは
 現代社会においては困難でしょう。


 特に企業で働いている人にとっては
 毎日が比較と評価の連続です。


 常に同僚と比較され、競合他社と比較され
 上司からの評価、お客様からの評価に脅えながら
 働いている人たちが多いのが現状です。


 また、マズローの欲求五段階説を取り上げるまでもなく
 人間の本質的な欲求として承認欲求がある以上、
 そもそも他者よりも認められたいという感情を
 無理に抑え込むことなどできるはずがありません。



■このような現状においては、前回もお伝えしたように
 他者よりも認められたいという感情を無理に消し去るのではなく、

 比較や評価に振り回される自分をも受け容れることが
 大切なのではないかと思います。


 自分は意外と他人と比較してしまうんだな、
 他人の評価を気にしてしまうんだな、というように
 自己を客観的に眺め、そのまま受け容れます。


 そうすることで、
 他人との比較や他人の評価を気にしても何もいいことは無い
 ということに気づき、さらに
 何もいいことが無いのにつまらないことに拘っている自分が
 滑稽になり、同時に愛おしくなっていきます。


 すると、比較や評価を過度に気にするような感情は
 自然と流れて消えていきます。



■これは感情をコントロールする方法のひとつで
 比較や評価だけでなく、怒りや悲しみなどの感情を
 コントロールする際にも有効です。


 感情を無理に抑えるのではなく、素直に認め、受け容れ
 流れるに任せ委ねることで、逆にその感情から自由になります。


 次回に続きます。