No.066 企業は人を幸せにするために存在する

_/_/_/_/_/ 真善美メールマガジン No.066 _/_/_/_/_/_/_/_/

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_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 2008.07.06 _/_/_/


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企業は人を幸せにするために存在する
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■何度かお伝えしていますが
 この真善美メールマガジンのミッションは
 「心の豊かな社会を創る」
 ことにあります。


 これは、人々がお金やモノの豊かさだけでなく
 心の豊かさを志向することで
 限られた資源を奪い合って争うことがなくなり
 互いに与え合うことで自分も相手も幸せになるからです。



■ただ、心の豊かさが大切とだけ言っても
 現実の世の中はなかなか変わりません。


 そこで、心の豊かな社会、愛と感謝に満ちた社会を
 実現するための具体的なステップとして
 「人を幸せにする企業を増やす」
 ことを目的にしています。


 企業が、社員とお客様の幸せを真剣に考え
 愛と感謝をもって本源的価値を創造するビジネスをすることで、
 社員もお客様も自分自身も幸せになり、世の中全体が良くなり、
 企業も継続的に利益を得ることができると考えています。



■より具体的には

 「企業の目的は幸福の最大化である」
 という考え方が当り前の世の中

 にしていきたいと考えています。


 一般に企業の目的は
 利益の最大化であるとされています。


 この考え方は現代の資本主義社会に
 あまりに深く組み込まれているために
 普遍的な真理ととらえられがちです。


 しかし
 企業の目的が利益の最大化であるという考え方は
 決して普遍的なものではなく、

 むしろ投資家の主張に押し切られただけに
 すぎません。



■日本では今まで投資家の権利が蔑ろにされてきたために
 投資家の権利を最重要視する主張は
 進んだ考え方のように捉えられがちです。


 しかし投資家の権利が最も大事であるという考え方は
 暗黙のうちに、金銭的な豊かさが人間の幸せである
 という考え方を前提にしています。


 投資家が最大限に儲けることで
 経済が発展し皆が幸せになっていくという
 近視眼的な前提です。


 改めて言うまでもなく
 そのような前提が誤ったものであることは
 明らかです。


 金銭的な豊かさばかりを追求した人が
 幸福から遠ざかっている例は枚挙に暇がありません。



■しかしだからといって
 資本主義までも否定するような議論は
 行きすぎだと考えています。


 資本主義市場経済は大変よくできた仕組みであり
 マーケットメカニズムを無視した社会構造は
 現実的ではないでしょう。

 
 大切なのは、資本主義市場経済のなかで
 企業や個人の「行動原理」が変わることだと思っています。


 つまり、利益の最大化を目的とするのではなく

 資本主義市場経済のなかで
 人の幸福の最大化を目的として行動する

 ということです。


 次回に続きます。