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_/_/_/_/_/ 真善美メールマガジン No.26 _/_/_/_/_/_/_/_/
_/_/_/ 心を豊かにするためのヒントと
_/_/_/ 心を豊かにするビジネスとその成功要因について
_/_/_/ ご紹介するメールマガジンです。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 2007.09.30 _/_/_/
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心を豊かにするためのヒント
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■引き続き、
「謙虚であることの大切さ」
についてです。
前回
「生かされているという自覚に基づく感謝の心」
についてご説明しました。
生かされている、という自覚を持つと
【何故、自分は生かされているのか】
【何のために自分は生まれ、生き延びているのか】
という本質的な問いに行き着きます。
■このような問いに対して
自分が生きているのは様々な偶然が重なっただけであり
自分の生命に特段の意味などない
と思われる方もいらっしゃるでしょう。
確かに、現在地球上では
何の罪も無い人々が不条理にも命を奪われ
狡猾で非情な人が出世して富を為し
誠実な人が騙され不運な目に遭うという例は
枚挙に暇がありません。
この世には何の意味も意志も無く
単に人は偶然生まれ、死んでいくだけだ
という世界観を持ってしまうのも
無理からぬことと言えます。
■しかし、それでもなお
自分の生命には何かしらの意味がある
自分は何事かを為すために生まれてきた
と思うことは、大変意義のあることと思います。
何故なら
自分の生命には特段の意味など無いのだから
無為に怠惰に非生産的に生きよう、としてしまっては
結局何も創造できず、誰からも感謝されず、
自分自身の幸福に繋がらないからです。
■ここで大切なことは
自分の生命に
本当に意味があるかどうか
ではなく
自分の生命には特別な意味があると
自分自身が自覚することができるか
です。
■繰り返しになりますが
すべては心のあり方次第です。
事実がどうであるか
よりも
自分がどう考え、それをどう活かすか
の方が遥かに重要です。
自分は何事かを為すために生まれてきた
と信じることで
日々感謝し、
自分の命を全うするためにどうすべきかを常に意識し
自分が幸せになり、大切な人を幸せにし
世の中をより良くすることに貢献できます。
■これは何も、自分は特別な人間だ
という選民意識を持つことを
推奨しているわけではありません。
常に、正しい自信に基づく謙虚な心が大切です。
何事かを為すために生まれてきたと思えばこそ
何事からも謙虚に学ぶ必要があるのです。
高い志を持って生きていれば
傲慢になって、学びの機会を自ら逸している
暇など無いはずです。
■実は、このような議論が
日本一の投資家である竹田和平さんが主催される
【貯徳問答講】
http://www.mondoujuku.net/
で展開されています。
現在、貯徳問答講には
1,000名を超える方々が参加されており
45の講に分かれて、メーリングリスト形式で
和平さんが出題された問いに対して
問答をしています。
私は、そのうちの一つの講の講師を
仰せつかっています。
大変勉強になる素晴らしい場ですので
是非とも参加をお薦めします。
以下から参加申込できます。
⇒ http://www.mondoujuku.net/moushikomi.html
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心を豊かにするビジネス
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■今回は
笑顔セミナー
http://www.egao-chanto.com/
を主宰されている
【諏訪ゆう子さん】
をご紹介します。
■心を豊かにするために
【笑顔】
は大変重要です。
人は、幸せだから笑顔になる
という要素もありますが、
笑顔だから幸せになれる
というのもまた真理だからです。
■日本人は、潜在的に持っている表現力を
あまりにも発揮できていないと思います。
人は、笑顔によって
否定的な感情を遠ざけ
物事をプラスに捉えることができるようになります。
人は、笑顔によって
他者に対して思いやりをもって接することができ
前向きに生きている人たちとの輪が広がります。
人は笑顔によって
自らの可能性を広げ
もっと幸せに生きることができるのです。
■諏訪さんは
笑顔の大切さを広めるために、
個人や企業を対象に
笑顔セミナーを主宰されています。
笑顔セミナーでは、講義というよりも
お互いに良いところを見つけ褒め合う
といった具体的なワークを中心にすることで
笑顔の大切さを学ぶことができます。
また、大変興味深かったのは
諏訪さんの企業向けセミナーでは
金融機関のお客様が多いということです。
金融業界は、再編の波にもまれ、
現場で働く人たちは、大変なプレッシャーで
疲弊しているのが現状です。
そうしたなかで
現場で働く人々が、笑顔の大切さに気づき
笑顔セミナーを積極的に受講されるというのは
素晴らしいことです。
笑顔によって、お客様への接客態度が改善し
同時に自らも充実感をもって仕事に取り組めるようになれば
銀行にとってもお客様にとっても大変望ましいことです。
■一般に、笑顔というテーマを真正面から取り上げると
やはりどうしても、一種の怪しさが付き纏います。
そこで諏訪さんは、セミナーの対象として
企業をメインターゲットにし
CS、ホスピタリティ、感動経営などのように
極力ビジネス用語で解説するように心がけたそうです。
そのような、企業の中でも役立つ
実践的な手法を中心にするからこそ
金融機関のようなある意味で保守的な業界からも
支持を得ているのだと思います。
この真善美メールマガジンでも
心を現実世界からの逃げ場にしてはならない
と繰り返し主張しています。
現実世界でうまくいかないから
心の世界に逃げ込み笑顔でごまかす
というのではなく
心を豊かにし笑顔でいることで
現実世界の様々な問題を乗り越え
より良く生きることができる
というのが正しいあり方だと思います。
■また、諏訪さんが仰っていた言葉のなかで
印象的だったのは、
何かを意思決定するときに
【相手の笑顔をイメージできるか】
を重視している、という点です。
これは、シンプルですが
極めて重要な真理です。
現代社会においては
人は物事を複雑に考えすぎ、
様々な利害関係のなかで
自分の利益を最大化するように
行動してしまいがちです。
勿論、自分自身を大切にすることは
極めて重要ですが、
しかし自分の利益だけを考えていては
本当の幸せを得ることはできません。
では何を基準に考えればいいのか。
その一つの答えが
相手の笑顔をイメージできるか否か
にあるのではと思います。
相手が笑顔になるかどうか
を基準に判断していれば
大きな間違いは犯しません。
また、相手が笑顔になることで
自分だけの利益を追求していたときよりも
遥かに深い幸福を味わうことができます。
■諏訪さんが書かれた
『笑顔力 〜幸運(ツキ)の女神をひきよせる小さな魔法〜』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4777101568/
は、笑顔の素晴らしさや、笑顔でいるための実践的な方法が
大変分かりやすく書かれており、お薦めです。
是非ご一読ください。