_/_/_/_/_/_/_/ 真善美メールマガジン No.11 _/_/_/_/_/_/_/_/

_/_/_/ 心を豊かにするためのヒントと
_/_/_/ 心を豊かにするビジネスとその成功要因について
_/_/_/ ご紹介するメールマガジンです。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 2007.06.17 _/_/_/


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心を豊かにするためのヒント
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■前回

 【すべてに対して感謝する】

 ことの大切さについて説明しました。



■すべて、ということは

 当然ですが良いことにも悪いことにも
 大きなことにも小さなことにも
 すべてに感謝する

 ということです。


 このなかでも特に

 【悪いことに対してさえ感謝する】

 ことは極めて重要です。



■生きていく中で
 全てが順調で何の障害も無い
 ということは有り得ません。


 何らかの障害に直面したり
 辛い目に遭ったりするのは
 むしろ当然のことです。


 そうしたときにさえ
 感謝する心を持ち続けることが
 極めて重要なのです。



■悪いことに感謝する
 というのは

 何か嫌なことや
 辛いこと、悲しいことがあったときも

 「何故こんな目に遭うんだ」
 と思うのではなく

 「貴重な成長の機会を与えてくれた」
 と感謝する

 ということです。



■前にも述べたように
 嫌なことや辛いことは

 人として成長できる
 貴重な機会です。


 そのように考えれば
 嫌なことや辛いことにも
 感謝の思いが沸いてきます。



■これは、正直申し上げて
 かなり難易度は高いです。


 しかし
 悪いことにも感謝する、というのは

 その難易度を遥かに上回る
 素晴らしい効果があります。



■悪いことにも感謝することができれば

 その「悪いこと」は
 もはや自分にとって
 マイナスのものではなくなります。


 繰り返しますが
 全ては心のあり方次第です。


 絶対的な善や
 絶対的な悪は
 存在しません。


 どんな事象も
 その人の心のあり方次第で
 善にも悪にもなります。


 つまり、心のあり方次第で
 全ての事象をプラスに捉えることが
 できるのです。



■何が起きても
 それをマイナスとは感じないので

 腹を立てたり
 落ち込んだり
 他人や環境のせいにしたりする
 必要がありません。


 むしろ感謝の念が生じるので
 何が起きても
 ありがたく、幸せな気持ちになります。


 全てに対して感謝することで
 自分にとって悪いこと、マイナスなこと
 が無くなるのです。



■もちろん
 生身の人間である以上

 マイナスの感情を
 全く抱かないようになるのは
 難しいでしょう。


 しかし少なくとも
 全てに対して感謝することで、

 そうしたマイナスの感情を抱く時間を
 圧倒的に短くすることができるのです。



 次回に続きます。




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心を豊かにするビジネス
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■前回
 心を豊かにするビジネスは

 具体的な業種として定義されるのではなく
 その事業を手掛ける人の思いによる

 という点について述べました。


 職に貴賎は無く
 どのようなビジネスであっても
 心を豊かにするビジネスになり得ます。


 そのことを示す例として
 株式会社アントレプレナーセンター代表取締役
 多くの経営者のメンターでもある福島正伸さんから
 聞いたお話をご紹介します。



■それは
 ある駐車場の管理人の方のお話です。

 (詳しくは、福島さんが9月に出版される
 『すべての仕事に感動がある(仮題)』
 をお読みくださいませ。)



■その管理人の方は
 たとえば駐車場が満車のとき

 駐車場の入り口にずっと立ち続け
 入ろうとする車に対して
 満車であることを詫びるそうです。


 駐車場の管理人としての仕事だけであれば
 入り口に満車の看板を掲げて
 あとは管理人室でのんびりしていてもいいはずです。


 実際、他の管理人さんたちは
 管理人質で漫画を読んでいたそうです。


 しかし彼は
 誰から命じられるわけでもなく
 入り口に立ち続けました。


 また、急な雨の際に
 駐車場で車から降りたドライバーの方に
 自分は雨に濡れながら傘を渡しに行ったり
 といったこともあったそうです。


 このように
 その管理人の方は
 与えられた仕事をこなすだけでなく
 それを超えて仕事の真摯に取り組んでいました。



■そして、その管理人の方が
 事情により仕事を辞め故郷に戻るとき

 管理人室に入りきらないほどの
 たくさんの花束を
 お客様から頂いたそうです。


 駐車場の管理人という仕事をしていて
 仕事を辞めるときにそれほどの花束を頂ける人が
 他にいるでしょうか。


 失礼な言い方かも知れませんが、
 単に管理人としての仕事だけをしていれば
 ここまで多くの人に感謝されることは
 無かったと思います。



■ここで申し上げたいのは
 福島さんも仰っていましたが、
 【どのような仕事でも人を感動させることができる】
 ということです。


 一見すると
 駐車場の管理人という仕事は
 地味で無味乾燥で

 人の心を揺り動かすこととは
 無縁であるように思えます。


 しかしその人の心がけと
 実際の行動次第で
 多くの人から感謝される仕事に
 なり得るのです。



■ビジネスとは
 誰かの役に立つことで
 その見返りとして利益を得る行為です。


 しかし現代社会では
 企業社会が高度に発展した結果
 誰かの役に立つ、という視点を必ずしも意識することなく
 目の前のルーティンワークをこなすだけでも
 給料を支払ってもらえるようになっています。


 これは、誰もが一定の所得を得られるという意味で
 画期的なことですが
 一方で、ビジネスの本来の意味合いを
 見失わせているという副作用もあります。



■しかし、前にも述べたように
 情報通信革命によって
 この流れに変化が生じつつあります。


 情報通信革命により
 単に情報を持っている
 情報を処理できる
 という仕事は価値を失い、

 誰かの役に立ちたいという強い想いが
 付加価値の源泉になります。



■つまり
 ビジネスの原点に還る
 ということです。


 その原点は
 この管理人さんのように

 誰かの役に立ちたい
 人々の幸せのために貢献したい

 という想いに見出すことが
 できるのではないでしょうか。



 次号に続きます。




_/_/_/ お知らせ _/_/_/


本文でご紹介した福島正伸さんが
7/17(火)にセミナーを開催されます。

●不可能を可能にする生き方を学ぶ

「夢と勇気と笑顔の会」(公開パネルディスカッション)を開催いたします↓
http://www.entre.co.jp/yume/index.html
アントレプレナーセンターHPにて詳報)

<不可能を可能にした3人のパネラー>
○日本人初のパリダカ総合優勝。サラリーマンでありながら夢を実現した 篠塚健次郎氏
○F1をはじめとする、世界三大レースすべてに出場した唯一の日本人 中野信治
○プロゴルフの世界で、障害を持ちながらも日本初のティーチングプロとなり、日本の頂点に挑戦し続ける 佐藤裕児氏


(お知らせはここまで)