_/_/_/_/_/_/_/ 真善美メールマガジン No.6 _/_/_/_/_/_/_/_/

_/_/_/ 心を豊かにするためのヒントと

_/_/_/ 心を豊かにするビジネスとその成功要因について

_/_/_/ ご紹介するメールマガジンです。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 2007.05.13 _/_/_/



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心を豊かにするためのヒント

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■この項では

 心を豊かにするためのヒント

 について綴っていきたいと考えています。

 もちろん

 ここで書くことが絶対的な正解というわけではなく

 答は、それぞれの人の中にあるのだと思います。

 そうした真理に気付くためのきっかけとなる

 ヒントになれば幸いです。



■今回のテーマは

 【すべては心のあり方次第】

 です。




■心のあり方、というと

 非科学的、非論理的で

 そんなことを考えること自体が時間の無駄だ

 と思われる方もいらっしゃるでしょう。



 しかし

 世の中の全ての事象は

 目や鼻や耳などの感覚器官を通じて

 最終的には、心で感じます。




■世の中にある様々な事象は

 誰にとっても同じではありません。

 例えば、目の前にある景色も

 事象としては一つですが

 それをどのように理解し解釈するかは

 人それぞれによって異なります。




■ある人は

 それを美しいと感じるかも知れませんし

 別の人は

 醜いと感じるかも知れません。

 或いは

 何の感情も生じない人もいるでしょう。



 また、同じ人であっても

 そのときの体調や置かれた状況によって

 解釈は大きく異なるはずです。



 心が晴れやかであれば

 何事もポジティブに捉えられるでしょうし

 心が病んでいれば

 何事もネガティブになるでしょう。




■つまり、事象は一つであっても

 解釈は千差万別であり

 その解釈の土台となるのは

 その人の心のあり方なのです。




■この点は非常に重要なので

 以後数回にわたって

 詳細に考えていきたいと思います。




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心を豊かにするビジネス

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■前回は、

 情報通信革命によって

 消費者が最終的に望む価値と

 消費者をつなぐだけの役割を果たすビジネスは

 付加価値を生まなくなること

 その例として、旅行代理店を取り上げました。



■引き続き旅行代理店を例に考えてみると

 そうした本質的な変化のなかで

 高い利益率を誇っている旅行代理店として

 ベルテンポ・トラベル・アンドコンサルタンツ

 があります。




■同社は、旅行参加者のニーズを徹底的に汲み取り

 可能な限りニーズを満たした旅行を提案する

 旅行代理店です。

 TV番組『ガイアの夜明け』で紹介されたので

 ご存知の方も多いかもしれません。



 同社の高萩代表は

 画一的で主催者の都合で決められた

 パッケージツアーに疑問を抱き、

 参加者の立場に立って

 参加者のニーズを徹底的に満たす

 ツアーを作り上げたいという想いを抱いて

 その想いを同社で実現されています。



■同社のツアーでは

 ツアー開催前に参加者を戸別訪問し

 例えば車椅子の方であれば

 それに適した設備の整った宿泊施設にするなど

 徹底的にお客様のニーズに応えています。



 そのため、同社は

 食事やトイレなどに制限のある高齢者などから

 強い支持を受けており、

 一般のツアーよりも

 高い価格設定を可能にしています。




■この事例から分かることは

 従来のように、情報の非対称性を

 収益の源泉とするビジネスが成り立たなくなり

 単に手間を代行する分の収益しか見込めなくなるなかで

 強い想いを持ち

 その想いを商品やサービスとして実現している会社は

 その想いに共感する消費者が、それに見合った対価を支払う

 ということです。



 もちろん、想いが強いと言っても

 それが自分の独りよがりでは

 ビジネスとして成立しません。

 この点については

 別の機会に詳述します。



■しかし少なくとも

 そうした強い想いを持たなければ

 誰でも情報にアクセスでき

 情報の非対称性が無くなるなかで

 泥沼の価格競争に巻き込まれてしまいます。



 そうした価格競争においては

 規模の優位性が働くため

 シェアの低い企業にとっては

 ほとんど勝ち目がなくなります。



 さらにシェアがトップの企業であっても

 もはや高い収益性は維持できなくなります。




■このように、情報通信革命が進展するなかでは

 業界でシェアトップを獲得するか

 さもなければオンリーワンになるか

 いずれかの道を選ばなければなりません。

 オンリーワンになるには

 真似事ではない

 自己の信念に基づいた強い想いが

 必要になります。





■ただ、お気づきのように

 このような強い想いを投影したビジネスは

 その想いを持つ個人の可処分時間という

 厳しい制約条件に縛られざるを得ません。



 実際、ベルテンポ社も、

 高萩代表がツアー参加者に個別訪問し

 現地を事前視察して

 当日はツアコンをされるわけですから

 開催できるツアーの数には自ずから限界があります。



 この論点については、後に詳述したいと思います。