_/_/_/_/_/_/_/ 真善美メールマガジン No.15 _/_/_/_/_/_/_/_/

_/_/_/ 心を豊かにするためのヒントと
_/_/_/ 心を豊かにするビジネスとその成功要因について
_/_/_/ ご紹介するメールマガジンです。

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心を豊かにするためのヒント
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■前回、前々回と

 すべてに対して感謝する

 ことの大切さについて説明しました。


 これは、言い換えれば

 【すべては善きことである】

 という物の見方をするということです。



■日々生きていくなかで

 嫌なことや辛いことには
 何度となく直面します。


 しかし
 嫌なことや辛いことは
 全て自分を成長させる貴重な機会です。


 前にも述べたとおり
 失敗は成長のための機会ですし、

 とても乗り越えられないような困難は
 それを克服することで
 自分ならではのノウハウを身に付け
 自分の付加価値を高めるための貴重な機会です。


 人に何かひどいことを言われたとしても
 そのことによって自分の未熟な点に
 気付くことができます。


 仮に全く根拠なく
 ひどいことを言われたとしても

 そうした人を反面教師にすることもできれば、

 周囲の雑音に惑わされなくなるための
 貴重な修行の機会と捉えることもできます。


 或いは
 何故そんな考え方をするようになったのだろう
 と考えることで、

 自分自身が様々な課題を克服するための
 何らかのヒントを得ることができるかも知れません。


 たとえ誰かに裏切られたとしても
 それは自分自身に裏切られるだけの原因があり

 そのことに気付き
 自分がより成長していくための貴重な機会になります。



■大切なのは
 事実がどうであるか、ではありません。


 その事実をどう捉え
 そこから何を学ぶことができるか
 が大切なのです。


 そのためにも
 どのような事象に関しても

 まず
 「これは善きことである」
 と考えてみることが大切です。



■辛い、悲しい、嫌だ
 という感情が沸くのは、ごく当然のことです。


 それを無理に抑えるのではなく
 感情を素直に受け容れたうえで

 でも
 このことには何か意味があるのではないか
 何かを学ぶための機会なのではないか
 と考えてみるのです。


 全ては善きことである
 と考えてみることで

 自然と、物事の本質的な意味や
 そこから何を学ぶことができるか
 という発想ができるようになります。



■『オーラの泉』などを見ていると
 すべては神様がプログラミングしているのだから
 世の中に意味の無いものなどない

 という説明をされています。


 そのように、神、或いは「大いなる力」について議論すると
 拒否反応を示す方もいらっしゃるでしょう。


 しかし問題は
 大いなる力が存在するかどうか、ではなく

 すべての物事に意味があると考えられるかどうか
 すべての物事から学ぼうとすることができるかどうか

 にあるのです。



■生きていくうえでは
 様々な障害や悲しい出来事が多く存在します。


 より良く生きようとすればするほど
 そうした障害が襲ってきます。


 そのとき
 自分の不幸を嘆き
 他人や環境のせいにし
 心を陰鬱な感情で支配し
 周囲の大切な人たちを傷つけてしまうのは
 大変愚かしいことです。


 どんなことがあっても
 生かされていることに感謝し
 全てを自分の問題として捉え
 前向きで生産的な感情を保ち
 周囲の人たちの幸せのためにできることをする

 そうした生き方をする方が
 自分自身にとっても遥かに幸せなはずです。



■「全ては善きことである」
 と考えるのは、確かに簡単なことではありません。


 記憶の中に
 世の中の不条理が数多く刻まれてしまっているため
 心のどこかで、全てが善きことであるはずがない
 と考えてしまうからです。


 しかし
 「全ては善きことである」
 という定理が、正しいかどうかが問題ではありません。


 「全ては善きことである」
 という物の見方をすることで

 全てに感謝し
 全てから学ぶことができるようになり
 より良く生きることができるようになるのです。



■人が生きる目的は、幸せになることです。


 自分の心のあり方次第で
 全てに感謝し、全てから学び、
 人として成長することができます。


 そのためにも
 全ては善きことである
 という物の見方をすることは大変有効です。



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心を豊かにするビジネス
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■今回は

 株式会社ビジネスバンク
 http://www.bbank.jp/

 をご紹介します。



■同社は、

 『戦わない経営』
 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761264330

 を出版された

 【浜口隆則さん】

 が創業された会社です


 『戦わない経営』もお薦めです!


 経営というと
 いかに競争相手に勝つか
 ばかりが注目されますが、

 大事なのは勝つことではなく
 世の中の役に立ち
 その結果として収益を得ることです。


 そのためのヒントが詰まっています。
 是非ご一読ください。



■同社は

 【日本の開業率を10%にする】

  ことを目標として

 創業間もない起業家に対して
 オフィスをレンタルするというビジネスを軸に
 様々な創業支援ビジネスを展開しています。


 同社が創業されたのは1997年
 ITバブルが生まれつつある頃ですが

 当時はまだベンチャーという概念も一般的でなく

 起業家が最初に直面する問題は
 オフィスでした。


 起業家にとって最も大切なことは
 如何に世の中に価値あるものを生み出すか
 について考え行動することであるにも関わらず

 オフィスの借りるために
 多額の敷金・礼金や労力が
 費やされてしまっていました。


 そうした状況に問題意識を持った浜口さんが
 レンタルオフィスという新しい業態を
 開拓していったのです。


 現在では、14箇所400室以上のオフィスを提供する
 体制を整えられ、

 またオフィスのレンタルだけでなく
 ビジネスを成長していく上で必要なサービスも
 提供されています。



■現在同社では
 起業の成功率を高めることを
 目標としています。


 オフィスの問題が解決しても
 それだけでベンチャー企業が上手く行く
 わけでは当然ありません。


 未経験の分野を切り拓く起業家を
 見守り、ときに必要なアドバイスをする
 存在が必要です。


 米国では、起業経験者が
 事業で得た資金を元にベンチャーキャピタルを作り
 新しい起業家を育てるカルチャーが根付いています。


 しかし日本のベンチャーキャピタル
 多くが金融機関の子会社で

 起業経験も専門知識も無い人間が
 数字だけを見て投資の可否を判断しているのが
 現状です。


 そうした中で
 自ら成功したベンチャー企業であり
 また数多くの企業家を間近で見てきた
 ビジネスバンクが

 この分野を手掛けるのは
 大変意義深いことだと思います。



■同社のもう一つ素晴らしい点は
 IPO(株式公開)を目的としていない
 ということです。


 実は同社も、創業当初は
 他のベンチャー企業と同様に
 IPOを目的としていました。


 しかし
 同社のビジネスモデルが

 オフィススペースをオーナーからリースする
 形式に転換したことで

 必ずしも多額の資金を必要としなくなったのです。



IPOにより、世界中の投資家から
 資金を集めることができる
 というのは大変な利点であり

 IPOをしたからこそ
 よりリスクを取った積極的な投資が可能になる
 というケースも当然多く存在します。


 しかし同時に
 IPOは様々な弊害をもたらします。


 敵対的買収のリスクや
 膨大な文書作成や管理コストだけでなく

 多くの経営者が、莫大な資金を手にすることで
 人格が変わってしまったり、
 一緒に働いてきた仲間を体制整備のため切り捨てたり

 という例は、枚挙に暇がありません。



IPOをしないという結論は
 相当な勇気が必要です。


 そうした判断ができるのは
 ビジネスとは何か
 幸せとは何か
 という本質的な問題に対して

 浜口さんや専務取締役の阪東さんをはじめ
 ビジネスバンクの社員の皆さんが
 共有しているからでしょう。


 同社は
 大切にする信条は何か
 を真剣に議論し

 その結果を
 21項目のクレドとしてまとめています。


 そうした本質的な問いかけをし
 かつそれを共有しているからこそ

 目先の利益に捉われることなく
 経営者、社員、顧客、社会全体の幸せを
 実現することができるのだと思います。


 同社のホームページは
 熱い思いが詰まっていて
 大変勉強になります。
 http://www.bbank.jp/

 是非ご覧下さい。